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ダービーを獲ったら・・・
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- 2008/05/31(Sat) -
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平成5年の第60回日本ダービー、勝ったのはウイニングチケットの柴田政人。
すでに44歳ななった彼の口からは、「ダービーを獲ったら騎手を辞めてもいい」、そんな言葉さえ出るようになっていた。 同期の伊藤正徳・岡部幸雄はそれぞれラッキールーラ・シンボリルドルフで、何かと比べられた小島太にいたっては、サクラショウリ・サクラチヨノオーで2度もダービージョッキーになっていたのだからなるほど頷ける。 とにかく異常な雰囲気のダービーだった。 ウイニングチケットを管理する伊藤雄二調教師は「この馬で政人にダービーを獲らせたい」と公言していたし、スポーツ紙はもちろん、TVを通して伝わってくる競馬場全体の雰囲気が、「政人をダービージョッキーに!」という空気だったのだ。 もし他の騎手が勝とうものなら、それこそ今で言う「バカヤロー、空気読め〜!」、と非難を浴びたのは間違いなかったかも知れない。 4コーナーから直線、先行集団のインでじっとしていた岡部・ビワハヤヒデ、何を思ったかインをがら空きに・・・・ まるで直後にいた政人・ウイニングチケットに道を譲るようにも見えた。 そこから始まる二頭のデッドヒート、当然のことながら、武・ナリタタイシンは目一杯仕掛けを遅らせ、ゴール前猛然と追い込むも見せ場タップリの3着。 脚本があって演出家がいて役者がきちっと演技をする、まるで映画の1シーンを見ているかのようだった第60回「日本ダービー」。 とても良いダービーだったし、誰もが歓喜した柴田政人のダービー制覇だった。 余談だが無敗の三冠馬になったシンボリルドルフ、デビュー戦では当時シンボリ・スイートの主戦騎手でもあり、(故)野平調教師と信頼関係も厚かった柴田政人が乗る予定だったそうだ。 しかし夏のローカル開催で北海道を本拠地としている柴田に代わり、新潟に遠征する岡部がそのデビュー戦で手綱をとることになったそうで・・・・ 岡部にしてみれば、「過去の借り」を返したことになったダービーだったのかも知れない。 いちおう新聞は眺めるけど、どうも熱くなれない(馬券じゃなくてドキドキ感ね)今年のダービー。 競馬じゃなくてケイバ、まあ相撲じゃなくてSUMOUみたいなもんかなぁ。 注目したい馬もいなければ、どうしても勝たせたい騎手もいない。 逆にどうしても勝って欲しくない馬主ならいるし、平気でラフプレーをする若手機種じゃなくて騎手には、まだまだダービーを獲らせたくないと思う今日この頃なのです。 柴田の後、関東の騎手でダービーを勝ったのはサニーブライアンの大西(すでに引退)だけ、つまり関東には現役ダービージョッキーが存在しない。 近年、関西馬・関西騎手の運動場と化している東京・中山競馬場、そろそろなんとかしてもらえないだろうか・・・・。 |
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